みちのく独りダム2 9日目 ― 2013/05/26 12:40
みちのく独りダム2 5日目 ― 2013/05/23 21:59
5月1日、
この日は山形から宮城を経由して岩手までの移動日。ドライヴ&ユルいダム巡りでした。
22基目、
天童市の留山川ダム。山形県の管理する治水・河川維持用のダム。シンプルなゲートレスの重力式コンクリートダムだ。
鼻が四角い!
天端は立入禁止。割とサクっと見学終了。
天童から北上し尾花沢市へ、鶴岡ダムといアースを目指すが農道に軽トラとトラクターが。。。地図だと反対側からも行けた様だけど、あっさりとパスする事に。
23基目、
諦めた鶴岡ダムのすぐ近く、尾花沢市の新鶴子ダム。
東北農政局の灌漑用ロックフィルダム。
直下の橋から放流を眺める。
下流側はとても開放的。右岸から管理所に向かう道は除雪されておらずスタッドレスタイヤだったけど走りたくないレベル。あっさり撤収。
24基目、
尾花沢市の銀山川ダム。山形県の管理する治水ダム。
水は貯めずに流す、穴空きダム。
貯水池とは言い難いような上流側。ただ砂防なのか?階段状の川が格好良い。
コンクリートが良い味を出していた、渋いダム。
銀山川ダムで山形県でのダム巡りを終えた。冬季閉鎖から開通したばかりの国道347号鍋越峠を越えて宮城県の鳴瀬川水系へ。
25基目、
宮城県加美郡加美町の漆沢ダム。宮城県が管理する鳴瀬川本流の多目的ダム。
自然越流式とラジアルゲートが並ぶ洪水吐が格好良い。
天端が立入禁止で右岸は通行止めなので、あっさりと。
26基目、
加美郡加美町の二ツ石ダム。東北農政局の灌漑用ロックフィルダム。白いリップラップはワタシの好み。下流側へはクルマでは行けません。この日はユルいダム巡りなので、下流へは降りず。(歩くの面倒くさいだけ。。。)
展望台から越流を眺める。来客は人よりも野生動物の方が多そうな静かな場所。
5日目にもなると堰分摂取過多気味で、あっさりと5基のダムを見学。すぐに宮城を離れて、この日は岩手県一関に宿泊。
B.B.'69
【動画】鳴子ダム すだれ放流 ― 2013/05/06 18:03
みちのくひとりダム その8 最終日 ― 2012/05/17 19:40
4月28日から5月5日、7泊8日間の東北ダム巡りもこの日が最終日。
5月5日(8日目)
仙台に連泊した2日目、仙台の南に位置するダムを廻り、そして北関東へ戻る道程。
38基目、名取市、名取川水系増田川の樽水(たるみず)ダム。宮城県営の水道及び治水用ロックフィルダム。
自然越流式の洪水吐に設けられたゲートから、放流していた。
立入禁止のため、よい撮影ポイントは少ない。
宮城県営のロックフィルダムは、天端への立ち入り禁止が多い気がする。何故にロックフィルをガードする?
39基目、柴田郡川崎町、名取川水系碁石川の釜房(かまふさ)ダム。東北地方整備局直轄の多目的ダム。前々日からの大雨で貯水池の釜房湖は濁った水で満水。多分、貯水率100%を超えていると思う。国道268号は何故か大渋滞、樽水から3時間近くかかってしまった。
右岸側から撮影。風がとても強くて、ガードレールに近づくのさえ怖いくらい。
仙台の上水道、工業用水を支える利水ダムで普段から貯水量は多いはず、更にこの季節は融雪で水が多い。そこに降った大雨で前日から規定外の放流を行っていた。
鬼怒川のアレの同型を発見。さすがのアレもこの日の入水は無理なご様子。
家に帰って気が付いた、左岸側の道から下流側を撮れたはず。また来よう、アレにも乗りたいし!
40基目(ツアーラスト)、柴田郡村田町、阿武隈川水系荒川の村田ダム。宮城県営の灌漑用ダム。見つけやすいダムだ、大きく名前が書いてある。ダム左岸下流側が工事中、震災の傷跡が残っている。
大雨の影響で水が濁っている。自然越流式の余水吐にも流木がひっかかっている。
これにて、“みちのくひとりダム”ツアー終了。
道順とか撮影場所とか、もっと事前調査しておけばよかったと後悔する。いつも後悔するのだけど、次も同じような感じでやると思う。初対面の感動を大切にしたいから、、、否、面倒だから。。。
ダム管理の皆様、旅でお会いした皆様、
お世話になりありがとうございました。
B.B'69
みちのくひとりダム その7 仙台周辺 ― 2012/05/16 20:04
5月4日(7日目)
4月28日から5月5日の7泊8日のひとりダム巡りの終盤戦、前日は仙台に宿泊し仙台近郊のダムを廻る。朝には前日からの大雨は止んでいたが、大雨洪水警報が発令されていた。
29基目、宮城県黒川郡大和町、鳴瀬川水系南川の南川ダム。宮城県が設置した多目的の重力式コンクリートダム。前日の大雨で濁流を吐いていた。
横長の堤体はアーチダムのように弧を描いている。
水位が高い、もう少しで非常用洪水吐から越流しそうだ。
30基目、南川鞍部(みなみかわあんぶ)ダム。南川ダムの副ダムで2つのダムで貯水池(七つ森湖)を堰きとめている。珍しいアスファルトフェイシングフィルダム。南川ダム天端より撮影。
堤体貯水池側表面のアスファルトで遮水している。
鞍部ダムには立ち入ることはできない。
南川ダム、本堤は形状がおもしろく、副堤は珍しい型式で楽しい訪問だった。
31基目、黒川郡大和町、鳴瀬川水系宮床川の宮床(みやとこ)ダム。宮城県が設置した多目的の重力式コンクリートダム。ここも前日の大雨で濁流を吐いていた。
放流を間近で見れる開かれたダム。
堤体下は公園になっている。
この宮床ダムで有名なダムマニアのdam masterさんに遭遇した。相模ダムでのダムマニア展でお話を聴いた事が有る人だ。このツアー初日のいわきで道に迷った私にTwitterでアドヴァイスしてくれた親切な方だ。お話させていただくと、なんとリアルの仕事で同業者であった。
32基目、仙台市、七北田川水系七北田川の七北田(ななきた)ダム。宮城県が設置した多目的のロックフィルダム。
いいダムなんだけどガードが固くて見所が少ない。
ここではダムよりも重い機材を抱えて、小走りで撮影ポイントを探しまわるdam masterさんに驚いた。そのテンポのはやい事!ベテランの方のダム巡りはまるで競技のようだなと感じた。
33基目、仙台市、名取川水系大倉川の大倉ダム。国道交通省が設置し宮城県が管理する多目的ダム。日本に2基しかないマルチプルアーチダムのうちの1基。このツアーのメインターゲットの1基。
前日の大雨のため、ダブルアーチの左岸側のクレストゲート4門を全開にして放流中。凄い迫力だったのだが、水煙でよく見えない。
ダブルアーチの真ん中から、左岸の放流を眺める。
同じ場所から、右岸側を眺める。
凄く格好良いダムで全開放流に感激したのだけど、私のカメラの腕じゃう撮りきれない。。。手に負えないダムだと思った。
34基目、仙台市、名取川水系青下川の青下第一ダム。仙台市の古い水道用ダム。下調べをしてなかった私は左岸のハイキング道からアプローチした。右岸は水道記念館でなだらかな道と知らずに。。。前日からの大雨でハイキング道は水が流れて、沢のような状態になっており足を挫いてしまった。
なんとかダムに辿り着く。豪快に越流していた。
35基目、青下第二ダム。先の青下第一の数100m上流に位置する。痛い足を引きずって着いたら、立ち入り禁止。
第二ダムはよく見えないし、足が痛い、第三ダムが見つからない。谷の向こう側に停めたクルマに歩いて戻る気力もない。タクシーでも呼ぶかなと、途方にくれていた。。。
そこへdam masterさんが颯爽とクルマで登場!dam masterさんの愛車に乗せていただき、青下第三ダムのややこしい入り口を教えていただいた上に、対岸にある私のクルマまで送っていただきました。
36基目、青下第三ダム。青下第二から少し離れて上流に位置する。dam mastersさんに入り口を教えていただいたので簡単に到達。足が痛かったので泥濘の中、ギリギリまでクルマで接近。
キレイな越流を見る事ができた。
dam masterさん、本当にありがとうございました!
37基目、仙台市、名取川水系斉勝川の愛子(あやした)ダム。仙台市の灌漑用ダムで貯水池は月山池と呼ばれている。よくあるアースダムの風景。
ここにきてまた土砂降り、早々に撤収しました。
この後、ドラッグストアに立ち寄り、湿布薬とテーピング用のテープを買って仙台市内のホテルに戻りました。
調子に乗って長旅しすぎたか?初訪問ダムは1日5基程度が限界か?と少し反省した。
いつかどこかのダムで、、、と
B.B.'69
みちのくひとりダム その5 宮城北部 ― 2012/05/14 20:45
5月2日(5日目)
4月28日から5月5日の7泊8日のひとりダム巡りの後半戦、5月1日は宮城県大崎市に宿泊、宮城県北部の北上川水系のダムを廻り岩手県に向かう道程。
1基目、宮城県大崎市、北上川水系江合川の鳴子ダム。東北地方整備局直轄の多目的ダムで、型式はアーチ式コンクリートダム。堤体にキャットウォークがなくシンプルで格好良い。点検等は写真中央のインクラインから行うようだ。
天端から下流を眺める、深いV字型の渓谷。
鳴子ダムでは5月の連休に、クレスト部の非常用洪水吐から越流させる「すだれ放流」が行われる。その「すだれ放流」に備え水位を上げ鯉幟を準備していたのだが、悪天候によって中止になってしまった。
是非、いつかすだれ放流を見たいものだ。
22基目、大崎市、北上川水系上大沢川の上大沢(かみおおさわ)ダム。宮城県の灌漑用アースダム。
天端は歩行可能。山形方面の山々にはまだ雪が多く残っている。少し肌寒く感じた。
洪水吐は自然越流式。一箇所低く切れ込んでいて、そこから放流しているようだ。
次に同じ鳴子温泉地区の岩堂沢ダムを目指したのだが、冬季通行止め。
23基目、栗原市、北上川水系長崎川の小田(こだ)ダム。東北農政局の灌漑及び治水用ダム。融雪だろうか?越流し放流していた。
展望台からダムと貯水池を眺める。逆光でよく見えませんね。。。
堤体周辺は柵で囲われていて、貯水池を周遊する道路は一部が被災で通行止、撮影ポイントが少なかったのが残念。
24基目、栗原市、北上川水系迫川の花山ダム。宮城県営多目的の重力式コンクリートダム。豪快に融雪放流中。
下流正面の展望台から、豪快な放流を満喫。
コンパクトだけど格好良いダムでした。
25基目、栗原市、北上川水系二迫川の荒砥沢(あらとざわ)ダム。東北農政局の灌漑・治水用ロックフィルダム。
よくある中型のロックフィルダムなのだが。。。
堤体の犬走りを車で走れるのが嬉しい。左岸の道が通行止なので犬走りが道として開放されているのだろうか?
嬉しくて犬走りを2往復してしまったよ、大満足。
26基目、栗原市、北上川水系三迫川の栗駒ダム。宮城県営、多目的の重力式コンクリートダム。天端は補修されたのか、コンクリートの色が新しい。
天端から下を覗き込む。発電所から放流していた。
右岸下流周辺が土砂崩れで通行止。新道もあるので復旧しないのかも?下流側から眺めたい。
この日のダム巡りはこれにて終了。岩手県水沢市に宿泊。
前夜泊まったホテルに常用薬を忘れたことに気付く...
長旅で呆けてきた頃
B.B.'69
みちのくひとりダム その4 ロックフィル三昧 ― 2012/05/13 12:17
世に言う黄金週間、特にやることのない私は復活した愛車でダム巡りの旅に出た。行き先は東北方面、日程は4月28日から5月5日の7泊8日間。同行者はいない、いつものことだ。
5月1日(4日目)、この日は会津若松から宮城県大崎市まで移動する予定。ダムの数は抑え目に大きいロックフィルダムを訪ねることにした。
18基目、喜多方市、阿賀野川水系押切川の日中(にっちゅう)ダム。東北農政局が事業者、福島県が管理している多目的ダム。
残念ながらクレストからの放流ではないが、バルブから勢いよく放流中。
写真を現像していて気付いたのだが、導水路の上の橋が補強されている。ナンだ?
天端も開放されている。風が強くて少し怖かった。
展望台から貯水池を眺める。ダム湖は日中ひざわ湖と名づけられている。
綺麗に整備された、美しいダム。
19基目、福島市、阿武隈川水系摺上川の摺上川ダム。東北地方整備局直轄の多目的ダムだ。とにかく素晴らしいダム。
融雪放流中。素晴らしい眺め。
自然越流の洪水吐はS字を描いた珍しい形、その中のゲートから放流していた。
導水路には5月らしく、数多くの鯉幟が風になびいている。所長さんの案で今年からはじめたそうだ。
貯水池は茂庭っ湖 (もにわっこ)。GWなので朝から船で流木等を掃除したそうだ。
天端は歩行者に開放されている。堤体下も公園になっている。
このダムは見(魅)せる気満々の素晴らしいダム。インフォメーションセンターの展示も充実している。私の中でベストロックフィルは奈良俣なのだが、それに比肩する素晴らしいダムだった。
そして福島を離れ宮城県に、、、
20基目、刈田郡七ヶ宿町、阿武隈川水系白石川の七ヶ宿(しちかしゅく)ダム 。東北地方整備局直轄の多目的ダム。
このダムも融雪放流中。大ダムのクレスト放流はやはり良いものだ。さすが北国、融雪の水量が多くて大迫力。
上流面は銀色のラジアルゲート2門が85cmゲートを上げて放流中だ。
このダムが素晴らしいのは、平日は予約なしで1名から施設見学を受け付けてくれる事。管理所から洪水吐に向かう監査廊。
ダムカードを貰いに管理所の展示室を訪ねたら、親切な職員の方達に施設見学を勧めていただいた。ここは導水路内のバルブ操作室。
放流が大迫力で、開かれた素晴らしいダム。堤体下流には施設見学に申し込まないと行けないのが、やや残念。
摺上川、七ヶ宿と東北地方整備局のダムはとてもオープンで親しみ易い雰囲気。訪問者を歓迎してくれる素晴らしいダムでした。
巨大ロックフィル三昧、3基で満腹になりました!
B.B.'69
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