みちのくひとりダム その7 仙台周辺 ― 2012/05/16 20:04
5月4日(7日目)
4月28日から5月5日の7泊8日のひとりダム巡りの終盤戦、前日は仙台に宿泊し仙台近郊のダムを廻る。朝には前日からの大雨は止んでいたが、大雨洪水警報が発令されていた。
29基目、宮城県黒川郡大和町、鳴瀬川水系南川の南川ダム。宮城県が設置した多目的の重力式コンクリートダム。前日の大雨で濁流を吐いていた。
横長の堤体はアーチダムのように弧を描いている。
水位が高い、もう少しで非常用洪水吐から越流しそうだ。
30基目、南川鞍部(みなみかわあんぶ)ダム。南川ダムの副ダムで2つのダムで貯水池(七つ森湖)を堰きとめている。珍しいアスファルトフェイシングフィルダム。南川ダム天端より撮影。
堤体貯水池側表面のアスファルトで遮水している。
鞍部ダムには立ち入ることはできない。
南川ダム、本堤は形状がおもしろく、副堤は珍しい型式で楽しい訪問だった。
31基目、黒川郡大和町、鳴瀬川水系宮床川の宮床(みやとこ)ダム。宮城県が設置した多目的の重力式コンクリートダム。ここも前日の大雨で濁流を吐いていた。
放流を間近で見れる開かれたダム。
堤体下は公園になっている。
この宮床ダムで有名なダムマニアのdam masterさんに遭遇した。相模ダムでのダムマニア展でお話を聴いた事が有る人だ。このツアー初日のいわきで道に迷った私にTwitterでアドヴァイスしてくれた親切な方だ。お話させていただくと、なんとリアルの仕事で同業者であった。
32基目、仙台市、七北田川水系七北田川の七北田(ななきた)ダム。宮城県が設置した多目的のロックフィルダム。
いいダムなんだけどガードが固くて見所が少ない。
ここではダムよりも重い機材を抱えて、小走りで撮影ポイントを探しまわるdam masterさんに驚いた。そのテンポのはやい事!ベテランの方のダム巡りはまるで競技のようだなと感じた。
33基目、仙台市、名取川水系大倉川の大倉ダム。国道交通省が設置し宮城県が管理する多目的ダム。日本に2基しかないマルチプルアーチダムのうちの1基。このツアーのメインターゲットの1基。
前日の大雨のため、ダブルアーチの左岸側のクレストゲート4門を全開にして放流中。凄い迫力だったのだが、水煙でよく見えない。
ダブルアーチの真ん中から、左岸の放流を眺める。
同じ場所から、右岸側を眺める。
凄く格好良いダムで全開放流に感激したのだけど、私のカメラの腕じゃう撮りきれない。。。手に負えないダムだと思った。
34基目、仙台市、名取川水系青下川の青下第一ダム。仙台市の古い水道用ダム。下調べをしてなかった私は左岸のハイキング道からアプローチした。右岸は水道記念館でなだらかな道と知らずに。。。前日からの大雨でハイキング道は水が流れて、沢のような状態になっており足を挫いてしまった。
なんとかダムに辿り着く。豪快に越流していた。
35基目、青下第二ダム。先の青下第一の数100m上流に位置する。痛い足を引きずって着いたら、立ち入り禁止。
第二ダムはよく見えないし、足が痛い、第三ダムが見つからない。谷の向こう側に停めたクルマに歩いて戻る気力もない。タクシーでも呼ぶかなと、途方にくれていた。。。
そこへdam masterさんが颯爽とクルマで登場!dam masterさんの愛車に乗せていただき、青下第三ダムのややこしい入り口を教えていただいた上に、対岸にある私のクルマまで送っていただきました。
36基目、青下第三ダム。青下第二から少し離れて上流に位置する。dam mastersさんに入り口を教えていただいたので簡単に到達。足が痛かったので泥濘の中、ギリギリまでクルマで接近。
キレイな越流を見る事ができた。
dam masterさん、本当にありがとうございました!
37基目、仙台市、名取川水系斉勝川の愛子(あやした)ダム。仙台市の灌漑用ダムで貯水池は月山池と呼ばれている。よくあるアースダムの風景。
ここにきてまた土砂降り、早々に撤収しました。
この後、ドラッグストアに立ち寄り、湿布薬とテーピング用のテープを買って仙台市内のホテルに戻りました。
調子に乗って長旅しすぎたか?初訪問ダムは1日5基程度が限界か?と少し反省した。
いつかどこかのダムで、、、と
B.B.'69
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