みちのくひとりダム その1 いわき ― 2012/05/09 00:13
世に言う黄金週間、特にやることのない私は復活した愛車でダム巡りの旅に出た。行き先は東北方面、日程は4月28日から5月5日の7泊8日間。同行者はいない、いつものことだ。
4月28日(1日目)
初日の訪問地は古い友人がいる福島県いわき市。その友人はRockとBluesとSoul Musicを愛する男で自分とは四半世紀以上の付き合いになる。
ダムへはひとりで出かけた。友人は公務員でダムの役割については理解しているがダムを観賞対象とは思っていない。
前置きが長くなってしまった、、、ダムを紹介しよう。
1基目、四時(しとき)ダム。
鮫川水系四時川に造られた福島県営の多目的のロックフィルダムだ。
左岸に自然越流式とローラーゲートの洪水吐を備える。
ローラーゲートから放流中でした。
下流側から眺める。導水路は見えるが堤体は山に隠れて見えない。
ここは海が見えるダムであることをうたい文句にしてるが、生憎の天候でこの日は見えなかった。
2基目は高柴ダム。鮫川水系鮫川に造られた治水・利水用の重力式コンクリートダム。四時ダム同様、福島県が管理する。
四時ダムから北に直線で約5Kmに位置するダムなのだが、最短ルートの県道71号は東日本大震災の影響で通行止であった。
クレスト部のラジアルゲートから放流中でした。
残念ながら管理所の陰になりダムが良く見えない。。。管理所には職員の方がいる様子だったが到着時間が12時頃であったため、見学のお願いはしなかった。昼食の邪魔をする訳にはいかない。残念ながら天端も立入禁止。
格好良いダムなのだが、撮影ポイントはあまり多くなかった。
3基目は小玉ダム。
夏井川水系小玉川に造られた多目的の重力式コンクリートダム。福島県が管理する。
堤高102Mの所謂自治体型ダム、ゲート類がない。下流からの撮影ポイントは見つからなかった。
堤体下部の常用吐から放流していました。
上流の砂防(貯砂)ダムが良い感じに越流していました。
天気が良なり、気持ちの良い訪問となった。
4基目は新池ダム。
仁井田川水系白岩川の農業用の重力式コンクリートダムだ。
ガードが固くてよく見えない。砂防ダムのようにも見える。下流側へ行くのは躊躇われる雰囲気、やめときました。
貯水池に取水設備等は発見できませんでした。
次に一杯森溜池を探したが発見できず。
親切なダムマニアさんにTwitterで教えていただいたが辿りつけず。一杯森溜池の下流と思しき場所にあった砂防ダム。
5基目は千軒平ダム。
仁井田川水系仁井田川の農業用アース式ダム。
一杯森溜池と違い大きい溜池なので簡単に辿り着けるとと油断していたが、、、八茎鉱山の奥のダート道を延々走り、更に徒歩で登るという苦行。
へとへとになって辿り着いたら、越流中。
山奥に現れる大きな溜池。
よくあるようなアース式ダムだが、すごい場所に造ったものだ。それ程に望まれていたダムなのだろう。
初日のダム巡りはこれにて終了。
いわき駅付近へ向かい旧友と合流し、話しが弾んだ。
ニヒルな男が熱くなっていた。震災の影響か?
B.B.'69
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