石淵ダム&胆沢ダム ― 2012/08/01 22:54
行き当たりバッタリ、岩手ツアー1
7月28日、森と湖にふれあう旬間のイヴェント「石淵ダム・胆沢ダムふれあい祭」が開催された。
下流に建設されている胆沢ダムが完成すると、石淵ダムは水没する。石淵ダムを見学する最後のチャンスだ。
行きたいのだが、群馬から岩手はあまりに遠い。
それに今年5月の長期連休に東北ツアーに出かけたばか
やめておこう。巡視船への乗船も申し込まなかった。
群馬の奈良俣ダムかお台場へ行こうと思っていた。
だが、Twitterやニコ生中継で、
岩手へ向かうダムクラスタの方達を見ていて、
“魔が差した” 岩手近いんじゃないの?と思えてきた。
徹夜のまま群馬を出発したのが朝8:00前、
13:00過ぎには、胆沢ダム学習館に到着してた。
Twitterで声をかけていただいて、
“魔が差した”きっかけをいただいた方々とご挨拶。
最終便のシャトルバスで見学スタート。
バスの車窓から、胆沢ダム取水設備。(画像ブレブレ)
5月に訪れた際には祝日で入れなかった、石淵ダム。
ついに下流面とご対面できました。
ロックフィルで、自然越流ではない立派な放流ゲートを
持つ格好良いダム。
歩くペースが遅くて団体行動が嫌いな自分は独りで、
のんびり見学していた。
堤頂部に着くと国土交通省の方が声を掛けてくださり、
マンツーマンで解説していただける事になった。
点検用通路から見た、ラジアルゲート。
同じく点検通路から、オリフィスゲート。
ゲート操作室も案内していただいた。
ゲートの巻き上げ装置類。
コンクリートの壁は杉板の模様、木枠の跡が綺麗に残っている。
操作室の窓から、眺める石淵ダム下流と胆沢ダム。
石淵ダムが胆沢ダムの貯水池に、沈む事を実感した。
操作室を出て上流側にまわり、貯水池側ゲート
コンクリートフェイシングの堤体と対面。
ここで職員の方から、10分程石淵ダムの歴史について
お話を伺った。
これは幾度もの洪水や地震を戦い抜いた堤体なのだ。
まだ堤体天端を歩いてなかったのだが、バスの出発時間。
自分が最後の見学者でバスが待っていた。
最後に貯水池側の洪水吐通路を歩いて、見学終了。
崩れていたコンクリートの欠片をいただいた。
ロックフィル堤体部分に面した、洪水吐導水路の欠片だ。
バスに戻ると、一気に疲れが来た。
バスが暑くて、眩暈が。。。
そんな状態で胆沢ダムの天端ウォーク。
自然越流の洪水吐に、二門の放流設備を工事中。
大きさを実感、向かって左の穴?には作業者がいる。
杖を持たれた、地元のお婆さんと最後尾を歩く。
石淵も胆沢も良いダムとおしゃってた気がする。
朦朧としていたのとディープな東北訛りだったので、
よくわからなかった。
体力の限界、、、許可された歩行可能な天端の5分の1程でバスへ引き返した。
見学会終了後、胆沢ダム学習館の駐車場で30分程休憩。
ペットボトル2本と、エアコン全開で多少回復。
南に向かって走り宮城か福島で泊まって、阿武隈川水系のダムにちょこっと立ち寄って帰るつもりだったのだが、、
また“魔が差した”
更に北に向かっていた
B.B.'69
千貫石ダム 経由 入畑ダム ― 2012/08/03 21:57
行き当たりバッタリ、岩手ツアー2
7月28日、
石淵ダム、胆沢ダムの見学会が終わり、東北道の水沢ICを目指して走り始めた。そこで“魔が差した”
まだ16:00頃だし陽が高い、湯田ダムに間に合うんじゃ?
北に向かって走っていた。
途中、大きめのアースダムを発見。ちょっと下まで行ってみた。
余水吐の導水路に橋が架かっていて、
良さそうな撮影ポイントだが立ち入り禁止だった。
このダムは千貫石ダム、灌漑用のアースダムだ。
天端を何台かクルマが通るのが見えたので、
通行可能なようだが行かなかった。
このあたりでは溜池を多く見かけたが、疲れてたので全て
パス。ごめんなさい。こんどきちんと見に来ます。
ここでカーナビと地図を確認したら、今から湯田ダムには
間に合わない。もう17:00前、貯砂ダムは夕方に閉まるはずだ。
近くに入畑ダムというのがあったので、そちらに向かうことにした。発電所が併設されているから、まさかアースじゃないだろうと。。。正解!
入畑ダムでは、森と湖のイベントが行われていたようだ。
(後から、監査廊見学、巡視艇乗船が出来た事を知った)
文字通り、後の祭り。
それでもこのダムは、格好良い。自然越流式の洪水吐は自治体管理ダムによくある形態だが、堤体の両端にゲートを備えている!珍しい!
更にゲートが色褪せ気味のピンク色!
融雪期にはゲート放流するのだと、Twitterで教えてもらった。GWに再訪したい!
天端を歩いて左岸側から。
陽が落ちてきて、暑さが少し和らいできた。
下から少し放流していた。河川維持か農業利水だろうか?
ゲートの操作室に登る階段もピンク。
右岸上流側から、水とコンクリートとピンク。
下流側の発電所付近から眺める。
全く下調べせずに訪れたダムが格好良いと嬉しいね♪
この日は北上駅付近で食事そしてホテル泊。
翌日、湯田ダムを目指すことにした。
気がついたら24時間以上、食事と睡眠をとってなかった。
これが翌日の事態を。。。
B.B.'69
湯田ダム ― 2012/08/05 04:01
行き当たりバッタリ、岩手ツアー3
7月29日、
朝5:00頃に目が覚める。
ホテルではあまり眠れなかった。
だが、朝食バイキングはたらふく食べてしまった(笑
“魔が差した”のではない、旅先ではいつもの事だ。
北国岩手でも朝から暑い日だった。
それでも、和賀川沿いの国道107号を快適にドライヴ。
途中に石羽根ダムが見えたのだがパス。
帰りに寄ることにして、まずは湯田ダムへ。
噂通りに格好良い。左右比対称の重力式アーチダム。
左岸の管理所側見た、ヒップライン。
天端は歩行者のみ通行可能。歩くとかなり長い。。。
クレストゲートの上から、下流を眺める。
ラジアルゲートの巻き上げ装置や点検設備が、メカメカしくて格好良い。
貯水池(錦秋湖)の右岸に取水設備とインクライン。
右岸側から、眺める。
この場所で放流を見たい!来年の春か。。。
右岸法面の日陰で休憩。
30分程、寝てた、、、否、気絶かも(笑
錦秋湖の上流には、堆砂を防ぐ湯田貯砂ダムがある。
周辺は公園として整備されている。貯砂ダムへも降りていける。
階段を降りきったところに立派な魚道。
湯田ダムにはなかったけどね(笑
この時期は、貯砂ダムの内側の通路が開放されている。
裏見の滝ならぬ、裏見の越流。素晴らしい!
この空間はとても涼しいのだ。
防水コンデジで接近して、上向きに撮ってみた。
OLYMPUS TG-1活躍。
水のカーテンの廊下を抜け左岸から眺める。
水面近くまでいける。ボートやジェットスキーの利用も可能なようだ。
この涼しい廊下を抜けて、暑い駐車場に戻る。
この辺りから、どどーっと疲れてきた。掌に汗。
ヤバいと思い、まだ昼過ぎだったが帰る事にした。
軽い熱中症だと思う、脱水症状。
大量に水分を摂って、途中のパーキングで5時間以上睡眠(もしくは気絶)。
500kmを11時間以上かけて、なんとか帰宅。
バッタリ倒れたので、、、
行き当たりバッタリ、岩手ツアー。。。(完結)
B.B.'69
船出 ― 2012/08/11 20:35
航海そして上陸 ― 2012/08/12 23:58
2012 SUMMER TOUR in 北海道 1 ― 2012/08/13 22:29
8月13日、
いつになく早起き、朝食バイキングも腹八分。
初日は苫小牧から日高方面に向かう。
残念なことに、朝からずっと雨。
3年ぶり沙流川の二風谷ダム。
凝ったデザインの是非はともかく、天端の真ん中から、貯水池も下流も眺められないのは気に入らない。
沙流川上流の岩知志ダム。発電用のシンプルなダム。
こういうタイプのダムは好みだ。
門別ダムというアースダムに寄るつもりだったが、通過。トラクター走ってる農道は遠慮してしまう。
そういう訳で新冠川水系を目指すが、通行止め。
半日でまだ2基しか、廻れてない。静内川水系に向かう。
エゲツナイ林道を20数キロ走って、辿り着いた春別ダム。
堅く閉ざされた、春別ダム門扉。ご堤体を拝めず。
帰ろうとしたら、カーナビが発熱し不調。今後の旅が思いやられる。
静内川本流の静内ダム。川に橋を架けて真正面から拝みたい。絶対に格好よいと思う。
静内ダムの上流には高見ダムがあるのだが、通行止め。
下流の双川ダムをちら見、木と雨でよく見えない。
たくさんダムに行く予定なので、備忘録替わりにアップした。たくさんダムに行ったら面倒なので止めるかも。
画像は防水コンデジOLYMPUS TG-1とiPhpneで撮影。
D800はRAW撮りなので、帰宅後に画像アップするつもり、多分。
明日は帯広に向かう。
B.B.'69
2012 SUMMER TOUR in 北海道2 ― 2012/08/14 22:33
8月14日、
いつも通り寝坊。(旅で目覚ましは使わない)
朝食バイキングは腹八分。
日高から十勝へ向かう旅。
寝坊したので当初計画の三石ダムを諦める。
様似ダム、宿泊した静内と襟裳岬の間にあるダム。
クレストゲート全開で放流していた。素晴らしい。
様似ダムより北にある浦河ダム。
北海道にありがちな横長のダム、これ好物。
しかも2門越流中。素晴らしい。
上記の2基は訪れる順序が逆だった。老眼でカーナビへの入力をミスしたのだ。また2基のダムの放流でテンションが上がり、長居をしたため幌満川第三ダムを諦めた。
次に訪れたのは、日高山脈を越えた十勝川水系の札内川ダム。平日には予約無しでも見学を受け付けてくれる親切な直轄ダム。素晴らしい。
その下流には元水力発電用の小型ダム、完成後間もなく土砂災害で埋ってしまったピョウタンの滝。名前の由来は知らない。今は上水道の取水と観光資源として活躍中。
最後に札内西(防災)ダム。これも横長!素晴らしい。
幕別ダムに寄りたかったが、暗くなったので終了。
画像はOLYMPUS TG-1のMAGICモードのドラマテチックというので撮影した。自分としてはナカナカに気に入っている。
明日も帯広泊。
行きたいダムは決まってるがルートが決まってない。
B.B.'69
2012 SUMMER TOUR in 北海道3 ― 2012/08/15 23:55
8月15日、
帯広でも、安定の寝坊で1日が始まる。
朝食バイキングが美味かったので、やや食べ過ぎた。
色々と行きたいダムがあったのだが、十勝川本流に行くことにした。まずは下流から屈足ダム(くったり)。電源開発のロックフィルダムだ。芝生が綺麗で公園のようだが、鉄壁の立ち入り禁止。
次は屈足ダムからすぐ上流にある北海道電力の岩松ダム。クレストゲート1門から放流中。ここも立ち入り禁止で撮影場所が限られるが、格好良いダムだ。
更に上流には北海道開発局直轄の十勝ダム。下流側はキャンプ場にもなっていて開放されているが、ダムを直下に植えられた木が邪魔でダムがよく見えない。
次は十勝川水系佐幌川の佐幌ダム。北海道らしい横長の重力式ダム。下流側に行こうとしたが、牛とトラクターに阻まれ断念。後で地図と画像で堤体右岸近くに降りていく道があったようだ。遠いけどまたいつか。。。
もうすぐ近くにはダムはない。最後に金山ダムに行くか美生ダムに行くかで迷った。今日は十勝川水系縛りのつもりだったから美生にすべきだったが、石狩川水系空知川の金山ダムへ。金山ダム、格好良いから。。。
帰り道、南富良野から帯広は遠かった。。。
今日の画像はOLYMPUS TG-1の風景モードで撮影。
明日は旭川泊、ルート未定。。。
B.B.'69
2012 SUMMER TOUR in 北海道4 ― 2012/08/16 23:05
帯広2泊目、昨日よりやや早起き。
朝食バイキング豚丼2杯プラスα、完全に食べ過ぎた。
旭川へは大きく東周りで向かうことにした。電源開発の糠南ダム(ぬかなん)。ロックフィル+重力の複合ダムだ。建物の向こう側が群馬の小森ダムみたいになっていた。最後に走る林道まで快適な道。
次は常呂川の鹿ノ子ダム。直轄の多目的ダム。予約なしで行ったが、施設見学をさせていただいた。手作りのパンフレットもいただいた。本当に親切な職員さん達でした。中の人が親切だと、ダムもより素晴らしく感じるのだ。
狩勝峠を越えて、石狩川水系へ。1年ぶりの大雪ダム。クレストゲート付きの大きいロックフィルダムは大好きなのだが。。。下流側に行けないし、クレストゲートは金網に囲まれているし、写真を撮るのが難しいダムだ。
ここも1年ぶりの忠別ダム、超横長の複合ダム。去年は土砂降りで下流側に行けなかったが、今年は下流を満喫した。とても格好良いダムだ。
帯広は小雨、ダムのある山の中は降ったり止んだりしたがなんとか土砂降りは免れた。
今日の画像もOLYPUS TG-1。防水で25mm相当まで広角でとれる便利なヤツ。D800+(14−24、24-70mm)
よりはるかに軽いし、楽ですね。
明日は稚内、最北のダムに辿り着くか?
B.B.'69
2012 SUMMER TOUR in 北海道5 ― 2012/08/17 23:09
二度寝したら、7時半。。。1時間半寝坊。
朝食バイキングは腹八分(体重増加で自粛した)。
今日は憧れの最北のダムへ。去年は旭川で体調不良となり断念した。今年は万全だ。
その前に去年は土砂降りで、じっくり見れなかった天塩川の岩尾内ダムを訪れた。ここも北海道らしい横長ダム。
去年、行かなかった下流左岸側。開放的なダムだったのだ、去年は気付かなかった。やはりじっくり見るべきだと反省。
次に建設中のダムを見たかったが、見つけられず断念。この時点で13時過ぎ。
自分のカーナビは道道60号〜オホーツク海沿いの国道238号を案内した。道道60号は快適な山道だがキタキツネが多い。すれ違うクルマの数よりキタキツネほうが多い。キタキツネはクルマを見ても逃げないことが多いので、注意が必要だ。
道道60号沿いの佐幌ダムにも寄りたかったのだが、先を急ぐので今回はパスした。
そしてついに日本最北のダム、北辰ダムに着いた。美しいロックフィルダムだった。
自分を歓迎してくれたのか?越流中だった。稚内市の水道水を確保するための北辰ダム、水が綺麗だった。
北辰ダムは17時にダム手前2km程にある門扉がしまるらしい。16時55分まで約1時間半最北のダムを独占し堪能した。
約350kmも走ってダム2基ていうのは非効率だが、自分としてはとても満足だ。
明日は札幌泊、留萌まで日本海沿いを走るつもりだ。400km以上走ることになる。
今回で備忘録は終わりかも。。。
B.B.'69
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